BLOG | 弥生坂 緑の本棚

Blogブログ

2023/10/22 16:50

本物のエコとは、人を愛する気持ち

エコロジーという言葉を最近、目や耳にする事が少なくなったように感じる。せいぜい、エコカー減税くらいだろうか。今は、SDGsやサスティナブルが呪文のように聞こえてくる。『でも、SDGsやサスティナブルって、...

2024/07/14 15:48

『アラシ~奥地に生きた犬と人間の物語』を読んで

1994年発刊『アラシ』(朔風社・刊)を再編集・文庫化した、ヤマケイ文庫『アラシ~奥地に生きた犬と人間の物語』(今野保・著)を読んでみた。鮮やかに彩られた、犬と人間の命の輝きが、瑞々しく綴られていた。...

2024/04/28 17:40

犬を愛し、犬に愛された平岩米吉の生涯

平岩米吉をご存知だろうか。犬好きの方でも今は知らない人が多いのではと思う。平岩米吉は、昭和9年に『動物文学』を創刊し、科学的な知見からの正しい動物の物語や知識を、多くの執筆者の寄稿で編集し紹介してい...

2024/03/26 15:16

世界は想像以上にラテン語で溢れていた

『世界はラテン語でできている』(ラテン語さん・著/SB新書)をカフェ内書架に追加。多くの言語の土台となっているラテン語。そもそも「ラテン語」とは、どこの言葉なのか?それすらも詳しく説明できない自分に、...

2024/01/24 00:36

心はどこにあるのか

「心」って、一体どこにあるんだろう?誰しも一度は考えたことがあるはずと思う。頭の中かな?心の臓器「心臓」かな?なんて。心=ハートとも言うし。科学の進歩で、人の感情が脳のどの部分に反応しているかは、...

2023/12/06 17:41

進化の呪い

『ダーウィンの呪い』(千葉聡・著/講談社現代新書)を読んだ。とっても面白かった。そして恐ろしくもあり、脳に一撃を喰らった作品だった。人間という生き物の、矛盾、不可思議さ、掴みどころのなさ、危うさを、...

2023/09/23 15:36

そこに「愛」はあるんか、をつついてみる。

「愛」は「愛する」という動詞である。という文章を読んだ記憶がある。動詞という事は、「走る」「投げる」「打つ」と同じように、行為を示す言葉という事だ。なるほど「走」「投」「打」は動作としてはあるけれ...

2023/09/13 15:30

AIは人を支配するか

「生成AI」なるものの、進化が驚異的だ。AIと雑談が出来るようになる日も近いという。これを素直に喜んで良いのだろうか。最近最終話を迎えたTVドラマ「CODE~願いの代償」(台湾の書籍が原作)を見ていた。何で...

2023/09/02 15:24

「生きている」と「生きていた」の間

『望郷の戦記 奇蹟の一式陸攻』(蔵増実佳・著/光文社NF文庫)久しぶりに戦記ものを読んだ。戦記は少し苦手で、たくさんは読めない。どうしても、著者の体験を、そのままなぞってしまい、本の中で追体験してしま...

2023/08/22 14:41

『悔恨の建築』を読んでみた

古書買入で入荷した、「悔恨の建築」(笹間一夫・著/私家版/1999年)を通読してみた。この本は、出版してくれるところが無く、著者存命中には本として発行は出来なかったようだ。その後、家族によってワードプロ...