商品説明
<古書>鷲谷いづみ・著/岩波書店。2012年5月1刷。
カバー、スレ、キズ、薄くヤケ、上部と背にシミあり。天地小口、少ヤケ、少シミ。本文、薄くヤケありますがおおむねきれいです。
震災後間もない2012年の発行。
頑強な構造物で自然災害を防ごうとする流れは、まだまだ強いですが、自然の力の前にはほとんど無力と言っても良いかもしれません。想定を超えて来るのが自然です。
それよりも、自然に逆らわず、自然と共に生きてゆくために、その土地土地の生態系に合わせた減災のためのシステムを生物多様性を守りながら、構築した方がコストもかからず、エネルーギーの確保にも有利なのではないでしょうか。
本書では、チェルノブイリ原発事故が与えた生態系や生物。人間に対する影響とその教訓から、福島原発事故の放射能汚染の実態、注意すべき点、生態系回復には何が重要か、などにも触れています。
自然との闘いに終止符を打ち、謙虚に受け止めて、他の生き物たちと生態系を守りながら災害を減らしてゆく。それができるのはまた、人間だけなのかもしれません。
管理番号M-1