商品説明
<古書>小出兼久・著/NTT出版。1998年3月初版1刷。カバー、スレ、キズ少々、薄くヤケ、角・縁に少し傷み。天地小口、ヤケ。小口、僅かにシミ汚れ。本文、少ヤケありますがおおむねきれいです。見返しに1カ所シミ。帯ありますが、スレ、背ヤケ色褪せ、少汚れあり。
英語でいう庭「garden」はご存知かと思いますが、ヘブライ語の「gan(囲まれた)」と「eden(楽園)」に由来していると言われています。
囲まれた楽園=完全なるパラダイスということですね。
パラダイスもまたギリシャ語でいう「パイリダエザ」という「壁面で囲まれた場所」という言葉から来ているようです。
私たちが普段使う意味でのガーデンとは本来は少し違うもののようですね。
人はなぜ庭を造るのか?というお話から始まります。
掟を破って楽園(エデン)から追放された人間が、その地を思い描き、少しでも楽園に近づけようとして創り続けているのでしょうか。
ほとんどの宗教が理想郷として、緑あふれる楽園を用意していることから、人間と植物あるいは他の生き物たちとの関わり(約束)を聖書等に描かれる庭の植物たちを通してみていくことで、自然とのかかわりあい方の真実に近づくことができるかもしれません。
本当の庭とは何か。しばし、文中での旅をお楽しみください。