熊楠と幽霊
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商品説明
＜古書＞志村真幸・著/集英社インターナショナル新書。2021年2月1刷。
カバー、スレ、キズ少々。天地小口、薄くヤケ。小口。本文、おおむねきれいです。帯なし。
使用感は少ないです。
熊楠の書き残した膨大な日記から、熊楠が幽霊、死、夢、といった心霊や魂、神通力や死後の世界などに非常に興味を持っていたことが分かっているようです。
自身の精神的な不安定さ、度々発作を起こしてしまったりすることによる、切迫感もあったのかもしれないということでしたが、実態の見えないものに対して、ひとつづつ検証して、実際の観察記録を集めて、答えに近づいていこうとする姿勢は、やはり科学者であったのだなと思わせてくれます。
作中では、熊楠が幽体離脱をした場面も描かれている、水木しげるの『猫楠』が多く引用されていますので、こちらを読まれてから本書を読むと、一層分かりやすいと思います。
熊楠が心霊と、どう向き合っていったのか、ぜひご覧ください。
