商品説明
<新刊書>鈴木 純・著/雷鳥社。2021年6月初版。
植物観察家・鈴木純さんの労作。
野菜を食べ物ととしてだけではなく、一つの植物として、その一生を追いかけた6年間の記録の集大成。
大変な時間と労力、根気のいる仕事。読む人の記憶に深く残ることでしょう。
野菜の一生は、種(苗)から育てたことのある方や農家さん以外はあまり知られていないものが多いのではないでしょうか。
野菜は、葉を食べるもの、実を食べるもの、茎を食べるもの、根をたべるもの、花を食べるもの、種を食べるものとありますが、完熟した種を食べるもの以外は、その野菜の一生の途中で食べてしまうものなので、その後どういう成長をするかは、見る機会は少ないですよね。
種から次の世代につなぐ種が出来るまでの野菜たちの生涯を追い続けた詳細な記録は、貴重な写真も多く、何処までも植物に近寄るスタイルと吹き出しのセリフ構成も相まって、ドラマのように一つの生き物の生と成熟、終わりと再生を見せてくれます。
野菜の植物としての力、驚きと発見、魅力の詰まった一冊。
読後には、野菜がさらに身近に愛おしくなっているはずです。
カバーは二つ折りになっていて、背面と裏面に特典画像が印刷されています。
こちらもお楽しみください。