商品説明
<古書>鹿野忠雄・著/文遊社。2002年2月22日初版1刷。
カバー、スレ少々。三方、少ヤケ、点シミ少々。本文、薄くヤケありますがおおむね良。帯なし。
昭和16年発行の中央公論社版を底本に、2000年に台湾で翻訳発行された書籍から、口絵、写真、地図、年譜、注釈などを盛り込んだ新装版。
昆虫少年だった鹿野忠雄が台湾の自然と生き物に魅せられて、日本統治時代の台北高校に進学後、台湾の高地を中心に動植物の観察調査をする中で、高山の先住民(蕃人)との交流から、民俗・地理学にも興味を持って調査。多大な資料を残しています。
そんな、高山の登攀での動植物の記録、原住民とのかかわりなどを本書では、瑞々しく綴っています。
台湾の人と自然を愛した著者と、台湾新高山周辺の紀行を共に味わえる一冊。
太平洋戦争末期には、ボルネオへ軍の嘱託として民俗学の調査に入り、終戦間際に消息を絶っていて、いまだに真相はわかっていないようです。
希少品のため、定価より高額になっています。ご了承ください。